シャフト先端部構造

Vault Plate (ボールトプレート）

特許出願中のボールトプレートはヴィクトリータップ、V-TEKタップサイレンサー、R2フォーム、及びカーボンファイバーチューブの全パーツの結合を確実にする役割を果たしている。これにより軽量だがあらゆる角度からの衝撃に強く、運動エネルギーを効率よく手球に伝えることが可能となる。

R2 Molecular Multi-Density Foam(R2 モレキュラー・マルチ・デンシティフォーム）

R2 モレキュラー・マルチ・デンシティフォームはシャフト内部に埋め込まれており、部位によって異なる密度を持つ特殊な素材である。シャフト内部の密度を部位によって変えることによって、安定したシャフトのしなりや確実な打感のフィードバックを可能としている。

V-TEK Tip Silencer(V-TEK タップ・サイレンサー）

V-TEK タップ・サイレンサーはボールトプレートを保護し、より確実なタップの接着を可能とすると同時に、ショット時にプレイヤーにとって心地よいショット音を生み出すように設計されている。

カーボン複合材構造

これまではカーボン繊維の構造は織物のように織り込んでいく織物構造が一般的であったが、その構造は用途によっては好ましくないことがあった。我々はカーボン繊維織物は強度が高く機能性に優れていることを長年の研究により認識していたが、従来の織物構造では性能の良いシャフトを作ることは容易ではなかった。しかしながら近年の新たなカーボン素材の開発や製造技術の進化は目覚ましく、その進化は我々のカーボン繊維を用いたシャフト開発を大きく前進させた。カーボン繊維は一般的に製品などの内部を保護するための外装としてこれまでよく使用されていた。しかし、我々は近年開発された航空宇宙産業用の特殊なカーボン繊維と繊維の配列技術をシャフト開発に取り入れ、シャフト内部に高機能のカーボン繊維を用いたシャフトを開発した。シャフトは部位によってしなり方や求められる理想的な硬さは異なるが、シャフトの内側にカーボン素材を部位によって異なる方向に配列することにより、しなりや硬さなどの性能を調整し、パフォーマンスを引き出すことに成功した。

ローライズテーパー

Low-Rise Taper(ローライズテーパー）

ローライズテーパーはREVOシャフトの特殊構造と素材の硬度によって生み出された。この構造と素材の強度は比類なき直線的なテーパーを実現している。
※先端から355.6mmでジョイント側に進んだポイントでもシャフトの太さは先端と比べ5%しか太くなっていない。

Low-Friction Surface Finish(低摩擦表面処理）

REVOシャフトのスムーズな滑りはプレデターが独自に開発した研磨工程によって生み出された。この研磨工程ではプレデター独自の厳格な交差基準を設定し、表面の形状測定装置を用いてすべてのシャフトの研磨度合いを1本1本確認している。過度に研磨すると品質が悪いグラスファイバーシャフトのように光沢が出て表面が粘つくことがあるため、研磨をし過ぎず且つ研磨不足でないプレイ上ベストな滑りを実現するポイントを見定めている。

より多くのスピンと見越しの低減

Victory Tip(ヴィクトリータップ）

厳格な品質基準のもとで製作されている8層タップ。硬さが初めから最後まで変わりにくいように設計され、コントラストのある色は視認性と形状の確認のしやすさに優れている。

More Performance

REVOシャフトは従来のプレデター製シャフトと比較してショットの精度が高く、より多くの回転を手球に与えることができる。REVOカーボン複合材が生み出すその比類なき強度と硬さ、質量の低さによって、あらゆるショットスピードにおいてより多くのスピンを生み出し、最低限のパワーで最高の正確性を実現可能にした。